「あったかくてだいすき」
古内ヨシ／脚本・絵
童心社

冷え込んでまいりました。
寒くなると、このタイトルは手に取らずにおられません。
内容も◎です q(^^)p

あったかくてだいすきなのは、お母さん。
それから…。
全８場面の乳幼児向け紙芝居。
絵がふわふわしてあったかな質感で、内容にぴったり！

中に、赤ちゃんが泣いている場面があり、「あかちゃんの　だいすきな　あったかくて　ふんわりしていて　おいしいものって　な〜んだ？」というくだりがあります。
次の場面で明かされる答えは、「おかあさんの、おっぱい」。
わたしの職場でお預かりしているのは、ほとんど母親のおっぱいを知らない赤ちゃんばかりです。
そんな乳幼児ら相手にどうかな…とは思ったのですが、そんな方たちだからこそでしょうか。
予想以上に好評で、普段あまり読み聞かせを好まない子どもたちもよく聞いてくれたし、何度も「モッカイ！　モッカイ！」コールをいただき、しまいには「もっとピヨピヨ（の紙芝居読んで）〜」と泣かれてしまいました。
せめて紙芝居ででも、お母さんのおっぱいのあたたかさを感じてもらえたでしょうか。
せめてわたしたちの心ばかりの抱っこで、少しはあたたまってください。

ムーラン