「まあるい まあるい」
やべみつのり/作
童心社「2・3歳児かみしばい・いちごシリーズ」
「まあるい まあるい。
まあるい かたちの もの
なにが ある?」
と始まり、全8場面に、丸い形の物がいろいろ登場します。
わたしは職場で、1歳前後のとっても小さな観客に対して演じました。
赤ちゃんは丸い形が大好きで、じっと見つめるといいます。
その上この作品は、はっきりした色使いなので、
赤ちゃんたちにもわかりやすいのだと思います。
身じろぎもせず、みんなで並んで注視・・・という感じでした。
第2場面がいきなりユーモラスで、ちょっとびっくり場面です。
でもそれを楽しめるのは、やっぱり2〜3歳からでしょう。
職場の同僚は、1〜3歳児に何度も演じていたようでした。
きっと好評だったのだと思います。
作者やべみつのりさんによる解説に、
「脚本どおりだけでなく、順番を入れ替えたり、子どもたちが見つけた「まるい」かたちで、新しい場面を作って演じるのも、おもしろいでしょう。」
とあります。
子どもたちと新しい場面を作って楽しもうと計画すれば、
もっともっと大きなお友だちとも共有できそうです。
ムーラン |