「人魚ひめ」
アンデルセン／原作、堀尾青史／脚本、いわさきちひろ／画
童心社「いわさきちひろ画・紙芝居選」

いわさきちひろさんの幻想的な絵。
それに負けない、ロマンティックかつドラマティックな脚本。
全１６場面。読み応え、あります。
せりふよりも、地の文章が主です。
格調高い文章（絵も）を、衒いなく、淀みなく演じることだと思います。
演出ノートとして「ぬき方が非常にだいじですので
実演前に必ず練習してください」とあります。
はい。その通りだと思います。

顔なじみの女の子（小学１年生）に
「次は人魚ひめの紙芝居持ってきて」とリクエストされていました。
たまたまその子がインフルエンザにかかり、個室に隔離されていたので、
お見舞いに行って、マンツーマンで演じて見せました。
「言っとくけど、アリエルは出てこないよ」と演じる前に断ると、
「知ってるよ。でも、最後に泡になっちゃうでしょ？」と彼女。
ところが、この作品では、人魚ひめは海の泡にはならないのだな〜♪
さて、どうなるでしょう？

年長さんから小学生向け。

ムーラン