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 「よるのどうぶつえん」
杉浦宏／作、きくちひでお／画
童心社
閉園後の上野動物園の様子を、動物園の隅に穴を掘って住んでいるネズミがレポートするという内容。
現実の動物園の様子を紹介する、自然科学物です。
わたくしごとですが、以前に閉園直前の動物園に入園したことがありました。
それが、動物たちはどの檻でも、鳥も獣も小動物も、みんな小屋へ帰りたくて
ウロウロウロウロソワソワソワソワ・・・と動き回っていたのです。
昼間のぐったり寝そべっている動物たちとは、まるで違う様子でした。
一体この後、小屋の中で、どんな楽しいことが待っているのだろうかと、
とっても不思議に思ったものです。
さて、この紙芝居で紹介されるのは・・・
＊シラサギやカラスが舞い降りてきて、餌をあさる
＊ゾウが眠る様子
＊夜の猿山の様子
＊夜行性動物の檻は、夜になると明るくするよ！
＊「あなほりふくろう」の紹介
＊キリンは夜も立ったまま過ごす
＊カバはプールにもぐって眠る！
＊不忍池の川鵜の大群が、一斉に東京湾へ向けて飛び立つ
全12場面。こうして並べると、なかなか盛りだくさんの内容ですね。
作者の杉浦宏さんは、長年動物園に勤務しておられた方です。
内容がかなり詳しくしっかりしており、それだけでも面白いのですが、
私としては、動物の鳴き声や擬音をまねて演じるのが、また楽しい！
その日の観客は、図書室で熱心にそれぞれの本を読んでいた、
小学校高学年と低学年と思われる兄弟２人でした。
２人の観客に間近で演じさせてもらったので、
あまり大きな声を出すとびっくりされるかな、とは思いましたが、
それでも小猿の鳴き声とか、川鵜のはばたきとか、やらせていただきました。
ゾウのおならの音では、唾が飛んでしまったかもしれません。ごめんなさい m(_
_;m
２人は、「旭山動物園に行ったことがあるよ！」と教えてくれました。
たまたま強引に誘った(^^;)観客だったとはいえ、幸運にも動物好きのご兄弟だったようです。
この地域から旭山動物園へは、飛行機を利用する旅行になります。
ふたりともとても真剣に見てくれました。ありがとう！
ムーラン |
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