|
| よさくどんのおよめさん |
|
| informed on 2010/10/28(Thu) 14:27 by わくわく |
|
|
秋元美奈子 脚本／水野二郎 画
童心社
美しい心シリーズ
秋になると演じたくなる作品・・。（紹介がちょっと遅かったですね）
よくある、動物の恩返し的なお話かとおもいきや・・！
最後はびっくりするのと同時に・・じ〜んとします。
とってもいい作品なのに絶版なんて悲しすぎます。
都立図書館にはあるようです。
以前、保育園で演じたときに、園児の一人が
「こころがぽかぽかするおはなしだった！」
と言ってくれたんです。同時に私の心もぽかぽかになりました。 |
|
| Re：よさくどんのおよめさん |
|
| informed on 2010/11/10(Wed) 23:53 by ムーラン |
|
|
 「よさくどんのおよめさん」
秋元美奈子／脚本、水野二郎／画
童心社「美しい心シリーズ」
わくわくさんに教えていただいた紙芝居を、ようやく見つけました。
たぬきと人の交流を描く物語は多数ありますが、これは斬新です！
よさくどんのおよめさんは、よさくどんが助けたたぬきです。
民話ではたいてい人の姿に化けて嫁入りしてくるものですが、このおはなしではたぬきのままです！
よさくどんだって最初は真剣にとりあわない様子でした。
ところがこのたぬきのお嫁さん、かなり甲斐甲斐しく気がきく「できた嫁」なのです。
よさくどんもたぬきのお嫁さんを認めて、いつしか温かい家庭に。
そんなある日、町に住むおじさんから、嫁を連れて会いに来るよう言われます。
人間の姿になって連れだって町に行きますが、たぬきのお嫁さんは町の空気になじめず息も絶え絶え、もうだめか・・・！？
結末が思いも寄らず、それはもう斬新です。
最後の場面には、夫婦の子どもたちにも恵まれていますよ！
なかなか皆さんの手元に見つけられない紙芝居じゃないかと思うので、結末も明かさせてもらいましょう。
たぬきのお嫁さんが絶体絶命となり、よさくどんは流れ星に祈るのです。
「自分がたぬきになれるように」と。
大人のわたしとしては、結婚って、家族って、夫婦ってなんだろう…と考えさせられます。
たぬきと人ほどでなくても、違う文化を持って育った二人の結婚は、絶体絶命な葛藤の連続に違いありません。
鶴女房も雪女も葛藤の末決別せざるを得ませんが、秋元美奈子さんのこの作品では、しあわせに暮らしましたとさ、と温かい結末です。
この素敵な紙芝居、わたしの生活圏内の図書館には、残念ながら蔵書ありませんでした。
みなさんのお近くには見つけられますように。
ムーラン |
|
| このページの先頭へ |
この紙芝居の感想を教えてください！
あなたのおすすめ紙芝居を教えてください！
掲示板はこちら  |
「おすすめ紙芝居」
TOP
 |
|
 |
|
