「天の川にかかるはし」
小野和子／脚色、狩野富貴子／画
教育画劇「行事の由来かみしばい」

織り姫と牽牛（うしかい）の物語を、
とてもわかりやすい言葉で、12場面にうまくまとめています。
わかりやすい言葉だけど、変に端折ったり、安易な解説が挿入されているというわけではありません。
中国の故事を雰囲気そのままに、子どもたちが楽しめるよう、本当にうまく脚色されていると思います。
年長さんくらいから、小学生以上まで幅広く楽しめると思います。
絵が少女漫画っぽくて、女の子受けしそうなので、「女の子が主役の物語紙芝居」に分類させていただきます。

ボランティアで読み聞かせに行った先の図書室に蔵書されていました。
読み聞かせの会場に、立派な七夕飾りが飾られてあったこともあり、お借りして読ませてもらいました。
不特定多数の親子が集まる会場で、小さい子から大人まで楽しんでいただけたと思います。

図書室の司書さんと、年少向けの「うさぎのみみちゃん　たなばたまつり」とこの作品を見比べながら、「七夕という行事の本質って、なんなのでしょうね？？？」と話していました。
結局、よくわかりません。
どちらの作品も、お子さんたちが行事を楽しむ気持ちを盛り上げるだろう、ということは、太鼓判を押させていただきます！

ムーラン