「アンパンマンと　カレーパンマン」
やなせたかし／作・絵
フレーベル館「かみしばいアンパンマン第１集」

アンパンマンとカレーパンマンが空を飛んでいると、
森から子だぬきの泣き声が聞こえてきます。
「子どもたちはみんな　ひりりとからいカレーが大好き」
と自信満々のカレーパンマンが助けにいきます。
ところが、子だぬきったら
「ぼくはからいものがきらい。カレーは食べられない」
とますます激しく泣くのです T^T
がっかりして一緒に泣きだすカレーパンマン。
そこへ、怪しい誰かがアンパンマンに化けて近づいてきましたよ！

「怪しい誰か」はバイキンマンではありません。
アニメでおなじみの「それいけ！アンパンマン」では、
毎回ユニークなキャラクターが登場し、バイキンマンに困らされる、
というのがストーリーの基本ですね。
この紙芝居はそれ以前の、
「困った子どもに顔を食べさせて助ける」ストーリーです。
で、読み聞かせとしては、「バイキンマン以前」のほうが、
演じやすく伝わりやすいお話しが多いように感じます。
アニメのキャラクターに親しんでいるちびっ子たちも、
ちょっと変わったアンパンマンとして、
「顔を食べさせる話」を一緒に楽しんでくれます。

さて、子だぬきのピンチを救うのは、
やっぱりカレーパンマンの「からさ」でした。
アンパンマンとカレーパンマンの大活躍を、ぜひ見てください！

全12場面。
アンパンマン大好きなおちびちゃんたちは、
絵を見ているだけでもご機嫌ですよ♪

ムーラン