「あそぼ　あそぼ」
やすいすえこ／作、津田直美／画
教育画劇「いっしょにあそぼ！」

付録つきの乳幼児向け紙芝居です。全７場面＋付録。
わたしの職場に定期的に読み聞かせに来てくださるボランティアグループが演じるのを見せてもらいました。
１〜２歳のお友だちが遊ぶ様子そのまま！の素敵な作品です。

第一場面に描かれている「ゆうくん」が「あそぼう　あそぼう」と呼びかけると、付録の犬、猫、うさぎが順に登場します。
付録のキャラクター絵札の動かし方については、脚注に簡単なヒントがありますが、基本的には「動かし方は、観客の反応を見て、自由に工夫するとよいでしょう。」

描かれているゆうくんとお友だち（付録の動物絵札）が何をして遊ぶかというと、
＊「いぬちゃん」とボールあそび
＊「ねこちゃん」と木の葉をぱーっと投げ散らす
＊「うさぎちゃん」とぴょんぴょんジャンプ！

小さい子向けの紙芝居は、ともすると「赤ちゃんが身近にいるお母さん、おにいちゃん、おねえちゃん向け紙芝居」になりがちで、それはそれで小さい子自身も身近な内容を近しい人と一緒に楽しめるのですが、この作品は０、１、２歳のおともだちがそのまま自分のこととして紙芝居の世界に同化し、一緒に体を動かして楽しめる、稀有な作品だなー…と感じました！

ところで、わたしの手元にある作品の第一画面にはタイトルが「あそぼう　あそぼう」と描かれていますが、脚本面のタイトル、奥付のタイトル、版元の目録等には「あそぼ　あそぼ」となっています。
図書館の蔵書検索等ではここちらのほうが探しやすいかと思うので、当サイトでは「あそぼ　あそぼ」と表記させてもらいます。

ムーラン