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| ちょうちょホテル |
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| informed on 2009/03/24(Tue) 00:52 by ムーラン |
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 「ちょうちょホテル」
松谷みよ子／脚本、梅田俊作／画
童心社「松谷みよ子 おはなし珠玉選」
小さなアカネちゃん（２さい）の一番の仲良しは、タッタちゃんとタアタちゃんという双子のきょうだいです。
何のきょうだいかというと、靴下です。
タッタちゃんとタアタちゃんは、アカネちゃんご愛用の靴下なのです。
ある日、アカネちゃん発熱。ちょうちょを探しにお外へ遊びに行きたいと泣くアカネちゃん。
タッタちゃんとタアタちゃんは、単身っていうかふたりっていうか一足っていうか、靴下単独でうちを抜け出し、原っぱでちょうちょを連れ帰ろうと大奮闘します。
「ちゅうしゃにいったモモちゃん」のご紹介時に書きましたが、わたしは松谷みよ子さん作「モモちゃんシリーズ」の元熱愛読者です。
「アカネちゃん」とは、モモちゃんの妹です。
わたしにとっては、アカネちゃんもタッタちゃんもタアタちゃんもなじみのキャラクターですが、予備知識のない子に（大人も）、靴下を擬人化したキャラクターを理解できるだろうかと、少々疑問には思いました。
でも、この作品のポイントは、
（１）靴下はいてお外で遊ぶことを楽しみにしている２さいの女の子が病気で外に出られないということ、
（２）「ちょうちょさん いくのよう」と泣いていたアカネちゃんの部屋にたくさんの蝶が舞うラストシーン、
この２点に共感できれば感動できるに違いない、と。
実際演じたところ、多くの親子が身じろぎもせず集中して見てくれました。
会場が小児病院の待ち合いだったということで、共感しやすい内容だったということはあるかもしれませんが。
「ちょうちょ」ということで、春におすすめ。
全12場面。
ムーラン |
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