 「だれかおしえて」
黒田かおる／脚本・画
童心社「みんなでみんなでおおさわぎ」
衝撃的な第1場面です。ついに性教育紙芝居に挑戦…ではありません
^^
観客と対話しながら進める、とっても盛り上がる参加型紙芝居です。
全12場面。３～４歳から。
この絵の男の子が観客に語りかけます。
①「ぼく、いまから そとに いくよ。
はだかんぼだけど、いいかな？
えっ、だめ？ どうして？」
こんな調子で、このまっさら無垢な男の子が、
観客に教えてもらいながら外出、買い物をします。
問われるのはごく日常的な社会性ですが、
なにしろわたしの常識がみんなの常識とは限りません。
どんな答えが飛び出すやらドキドキしながら演じました。
続く問いはというと、
②雨でぬれちゃう。どうしたらいい？
③やおやさんでたまごを見つけた。もってっちゃだめ？
④おかねがいるの？だれにもらえばいい？
⑤買ったたまごをさっそくいただきまーす。このまま食べちゃだめ？
たいてい紙芝居に描かれるとおりの答えを得られるでしょう。
たとえば④の答えは「おうちでママにもらえばいいんだね。」となりますが、
観客の中にママ以外のお財布で暮らしている子がいれば、
観客からの答えとおりに変更して良いのではないでしょうか。
わたしが演じたときは、⑤の答えがなかなか次の場面につながらず、
少々誘導させてもらいました。
わたしはそんなやりとりをしながら、観客と物語を作っていくことが大好きです。
明日も新しいお友だちと、新しい「だれかおしえて」に挑戦です！
ムーラン |
