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 「おひなさまになったにんぎょう」
東川洋子／作、きよしげのぶゆき／画
教育画劇「行事の由来かみしばい」
おひなさまの由来は、きっと各地にそれぞれあるのだろうと思います。この作品の題材となっているのは、「カタシロ」と呼ばれるわら人形を川に流して災厄を祓う、という風習から転じたおひなさまです。
むかしむかし、５歳になっても他人と話ができない女の子、おみつちゃん（今で言う、場面カンモク？！）。ある日、棚から出てきた「カタシロ」と人形遊びをするうちに、おしゃべりが得意になり、お友だちもたくさんできました。
３月３日、「カタシロ」を川へ流す日だけれども、おみつちゃんは号泣して「カタシロ」とのお別れを断固拒否！ そこで、年に一度お人形を飾って、その年の無事と、子どもの成長を祈る日に転じましたとさ。
小児総合病院の広い待合で演じました。近くから、遠くから、お母さんたちの熱心な視線を感じたのが印象的でした。もちろん、女の子も、男の子も、真剣に見てくれましたよ！
全12場面。年長さんから小学生くらい向け。
同じ場所での読み聞かせで、導入に使った「どっちだ？」（島本一男／脚本、夏目尚吾／画、童心社）が大変盛り上がりました。
わたしはいつも、この紙芝居は２回通り演じるようにしています。１回目と２回目とで、答えを変える場面もあれば、同じにする場面もあります。
真剣に参加してくれた善良な皆さん、ひっかけてごめんね！
ムーラン
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