「ぴこたんのなぞなぞうんどうかい」
このみひかる／作
筒井和歌子／画
教育画劇
「なぞなぞだいすき」

小児総合病院の広〜い待合の一角にぐるりと椅子を並べ、即席の会場で不定期に開催しているお話し会。今日は時間になってもなかなか椅子に座ってくれるお友達がおらず、ちょっぴり寂しいスタートでした。「大きな声でなぞなぞの紙芝居をやるから、答えがわかったお友達は近くに来て教えてね！」と始めると、遠巻きに様子をうかがっていた子どもたちが保護者の手を引っ張って集まる集まる。12画面に5問のなぞなぞが登場するこの作品を終えるまでには、30席ほどの会場が良い感じに埋まりましたよ♪

登場するなぞなぞは、いずれも動物のわかりやすい特徴を言って「これな〜んだ」と聞く、比較的簡単なもの。年中さんくらいから小学校低学年くらいまで楽しめるかと思います。製作された方に注文をつけるとすれば、なぞなぞの答えの動物をわかりやすく描いた画面がそれぞれあると、なお良いかなーと。

教育画劇の「なぞなぞだいすき」シリーズは全６作。運動会シーズンかと思い、今回はこの作品を選びました。「ぴこたん」の幼稚園の運動会、なぞなぞに答えられると、ぴこたんが競技（大玉転がしと綱引き）に勝てる、という設定で、出題されるなぞなぞ自体は、運動会とは関係ありません。画面中の部品を引っ張ると、大玉の絵からなぞなぞのヒントが現れる、などのしかけ付きです。それも生かして盛り上がりましょう！

ムーラン