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 「せみとくまのこ」
鶴見正夫／作、いわむらかずお／画
童心社「紙芝居ベストセレクション 第２集」
夏の紙芝居を、大慌てでご紹介です
^^;
みんながお昼寝している時間だというのに、野原で遊びたいクマの子、だいちゃん。
そんなだいちゃんがセミと格闘する愛らしいおはなし。
画を担当されているいわむらかずおさんは、絵本「１４ひきシリーズ」で、
びっしり書き込まれた森の風景の中、生き生きと暮らす１４ひきのねずみ一家がおなじみです。この作品では、昼寝を邪魔するセミと格闘する幼いくまの子の、
くるくる変わる仕草や表情が１２場面に巧みに表現されていて、可愛い〜♪
くまのだいちゃんは、うるさいセミと格闘すると見せかけて、
本当は、オヒルネシナイゾ〜、と格闘しているのでしょう。
この夏わたしにとっては、お昼寝が自然の摂理であるような
３歳以下のお子さんたちに読む機会がほとんどでした。
むしろお昼寝を卒業した年頃の、ちょっと大きな子どもたちのほうが、
静かな野原でセミが突然ジジジーと鳴きだしたり、
姿を見つけられなかったセミがオシッコをひっかけて逃げていったり、
強制されるのではなくよく遊んだ後に自然に訪れる心地よい眠り、
といったの感覚をよりよく共感できるのかもしれません。
年長さん（昼寝する？）とか小学校低学年くらい？
ムーラン
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