「うしかいとおりひめ」
中国昔話、松岡励子／脚本、深沢省三／画
ＮＨＫサービスセンター「ＮＨＫ小学校国語紙芝居教材　外国の名作」

図書館で見つけた、長ーく読み継がれてきた感たっぷりの紙芝居です ^^;
わたしの知っている織姫ストーリーとは少し違っておもしろいので演じてみました。
ちなみに、わたしの中のスタンダードな七夕物語は、
「天の川にかかるはし」
小野和子／脚色、狩野富貴子／画、教育画劇「行事の由来かみしばい」
に描かれている感じです。
今回の「うしかいとおりひめ」はというと、
前半は天女の羽衣で、後半は妻を冥界から取り戻そうとするオルペウスのお話し、
といったところでしょうか。

うしかいは、黒牛の助言で水浴びする織姫の衣を隠し、一緒に暮らすようになります。
二人の子どもにも恵まれ幸せに暮らしますが、ある日織姫が天に帰ってしまいます。
黒牛に助けられて、うしかいは二人の子どもを連れて天へ追います。
織姫の父親から難題を課せられるも、どうにかクリアして織姫を連れ帰れるか、
というそのとき！　
織姫の言いつけを守らずうっかり後ろを振り向いたばかりに、
うしかいは織姫とも子どもたちとも離れ離れになってしまいます。
で、あわれに思ったハトたちが、年に一度７月７日天にに羽を並べて
二人を会わせてくれるようになった、というものです。

場面の転換が分かりにくい部分があり、黒牛を呼ぶうしかいの叫びとか、
駆け比べをするうしかいの息など、何箇所か脚本にない効果を加えて演じました。
たなばた前に演じる機会に恵まれて幸いでした。
年中行事のパラレルワールドを楽しんでもらえたと思います ^^

全１２場面。

ムーラン